阿牧次郎のBlog

阿牧次郎の作品紹介など。

三好氏関連

「三好長慶のぼり」を申し込みました

三好長慶を主人公とするNHK大河ドラマを誘致することを目的として、「三好長慶NHK大河ドラマ誘致推進協議会(関西)」が、徳島県人会近畿連合会が中心となって設立されています。活動PRのために「三好長慶のぼり」を作って立てることになったとのことで、…

三好宗三周辺の謎3、三好下野入道釣閑斎宗渭

三好宗三の二人の子、三好宗渭と為三の兄弟は、真田十勇士の三好清海入道と三好伊三入道のモデルになったと言われている。兄の名が三好政康で弟の名が三好政勝であるとされてきたが、研究が進むにつれ一次史料に政康の名は出て来ず、兄宗渭の名が政勝で、後…

三好宗三周辺の謎2、宗三の父、三好越後守

「河内の国飯盛山追想記」で主人公にした三好為三の父であり、号と法名で半隠軒宗三と呼ばれる三好政長は、三好越後守の三男とされている。 宗三の父親で、文明~永正年間に三好一族の長であった三好之長の弟であり、為三にとっては祖父にあたる「三好越後守…

三好宗三周辺の謎1、三好宗三

拙著「河内の国飯盛山追想記」の主人公である三好為三の父は、宗三の法名で知られる三好政長である。この三好宗三、菩提寺の名を堺の善長寺といい、後世の記録では名前が三好善長と書かれている。名前の変遷について、通称について法名を名乗るまでは史料が…

「河内の国飯盛山追想記」取扱いサイト等一覧

阿牧次郎著「河内の国飯盛山追想記」(アメージング出版刊)の取扱いサイト等をまとめてみました。追加情報があれば、順次更新していきます。 河内の国飯盛山追想記 阿牧次郎 著アメージング出版 刊¥1,518ISBN-10 : 4910180745ISBN-13 : 9784910180748 Amazon…

三好長慶や織田信長の再評価と、いわゆる最新の研究成果に関する問題点

歴史の話が語られる時、よく何々説は古い、何々とするのが新しい説だという話が出る。しかし、新しいことが直ちに正しいということにはならないので、新説が妥当なのかどうかは検討を要するところである。新しいとされる説の一つに、全国に守護・地頭を置い…

三好長慶の位置付けと天下人

拙著「河内の国飯盛山追想記」(アメージング出版刊)で物語の中心になる三好一族、その最盛期を築いたのが三好長慶という人物である。江戸時代初期に成立した徳川家康の事績を記した史書「当代記」の冒頭で「三好修理大夫元來細川家侍頭、住國は四國也、天文…

三好為三入道の諱、本名に関する問題点

10月24日に発売となる拙著「河内の国飯盛山追想記」(アメージング出版刊)の主人公三好為三は、真田十勇士の三好清海・伊三入道兄弟のモデルになったとされる人物である。従来、実在の人物である本人の名は法名の為三で呼ばれてきた。諱については、政勝であ…

新著「河内の国飯盛山追想記」発売決定

新著「河内の国飯盛山追想記」の発売が決定しました。アメージング出版より、10月24日販売開始予定です。 表紙はこのような感じです。 以前紹介いたしました短編冊子の全面的な改稿になります。短編冊子についての記事はこちら。 「河内国飯盛古城追想記 : …

令和元年度 三好長慶&飯盛城 市民サポーター養成講座 第1回講座のお知らせ

三好氏関連講座の講師をすることになりましたので、お知らせです。 令和元年度 大東市提案公募型委託事業 三好長慶&飯盛城 市民サポーター養成講座 第1回 「河内の国 飯盛城 追想」 河内国と三好氏を中心に、応仁の乱から江戸時代までの戦国時代全体を概観…

大東・三好長慶会主催「三好実休 久米田の戦い!の跡を辿る旅」 後編

前回の見学範囲は南海本線沿線でしたが、今回はJR阪和線沿線へ移動します。南海本線岸和田駅からバスに乗り、JR阪和線下松駅で下車、そこから春木川沿いの道を上流に向かって歩きます。高い建物等で見通しが良くないのか、それとも遠いからなのか、振り返っ…

大東・三好長慶会主催「三好実休 久米田の戦い!の跡を辿る旅」 前編

昨年末の2019年12月15日(土)に行われた、大東・三好長慶会主催の「三好実休 久米田の戦い!の跡を辿る旅」に参加させてもらいました。 戦国時代中期から後期にかけての時期に畿内の覇者となった三好長慶、その弟三好実休が畠山高政の軍勢と戦って討死した、…